1月31日
先日。山が燃えた。朱く。
焼かれ跡に
勢いのままの炎を重ねてみる。
悲しいことに
私は、ここに炎が揺れるのを
いまだ、見たことが、ない。
そこを
横目に
キャンバスに描かれた
富士の山を
眺めに
美術館へ足を向けた。
沢山の添えられる文字の中のひとつに、
ココロが、寂しくなった。
絵も、
文字も、生き続けるものだ。と
改めて感じた。
館内を出ると
自分のような年頃の方が
おばあさんに、レインコートを
着せてあげていた。
私も脱いでいたジャケットを着ながら
傘を拡げた。
ちょっと、悲しくなったので
傘を傾け家路を急いだ。
どうすることも
出来ないことばかりで
1月めおわる。
✋
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