bakethuのブログ

野鳥を探しながらテクテク歩いてます

静かにGWが過ぎた。

日本での暮らしが低水準でありながらも、安全安心の安定期のさなかの令和時代。のらりくらりと115/$前後の恩恵もあり、老若男女が、こぞってパスポートを取得して、渡航していた。2020年1月。私もとびきり上機嫌のまま空港バスにて帰路につき、日常業務に戻り日々暮らしていると、見たこともないニュースが流れ町が凍てつき始めた。後にCOVID―19と病名が付き、地球全面の同時進行の厳戒体制赤ランプ点滅状況に突入した。


小さな10坪程の理容店を運営する私も、すぐ側の奈良公園ツアー客にも発症が確認された為、何をすれば良いのか、解らずに、店を閉めた。途方に、暮れ、レンタカーを借り、数日、隣県の町の海辺をうろつき思考していた。


まずは、営業する為に、策を講じた。店内に、客人一人。と、店前に、ベンチを造作して貰い客待ちは屋外で、という事にした。大量のマスクも価格高騰する前に手に入れた。


感染症対策が行政指導のもとに、流布され、客足の途絶えた中、営業を行った。

閉める。と言う選択が、脳裏に浮かびながらも、支えてくださる客人もいてくださったので、深海の中での天から差し込む一粒の光を信じの境地であった。


人間の心理 群集心理 、世界理念等、1ミリにも満たぬウイルスと言う奴にいとも簡単に破壊されるものだと、痛感した。





2023年5月GW

水の枯れた大地に埋められていた種から一斉に芽が吹いたかの様に、コロナ解禁を迎え人々が、陸を移動し、海を渡りだした。

が、

この三年を経て思う。

人々の暮らしが、2019年迄に

戻るはずもないだろう。

私自身は、妙に、自身の肉体改造に重きをおきだしている。ずっと、先の事だが、80才で、すぐ側の山を日参している。という願望を掲げ筋肉温存を心掛け暮らしている。


このまま、平穏で、あれば

いいね。と、願いながらの

小さな店の狭いバックヤードから。

でした。