暑さが厳しくなる

ちょっと前の散歩に

ある、お地蔵様を

見つけました。

それは

本当に手入れされていて

立派な、出立ちで

私を見据えられる、かの様に

足を止めて、

動けなくなってしまいました。

震える様な、感覚の

中に、

カメラを向けては、ならない

お地蔵様。

結界。

そこは、

結界。

地の人達の

悲しみが

祖先からの、憎しみやら

を

身に、

感じ

私は。

私の中の情けない

平穏たるやらを

懺悔してしまいました。

ある種。

当たり前の生活基盤の

礎と、なる、場所に

居た方々の

上に、

暮らさせてもらっているのだ。

と、考えさせられました。

代えてもよいもの。

変わるべしもの。

形のあるものは、無形であり、

根底の、心のひだの部分の揺れだけは、

知る由もない

後世に、

伝えて

おかねば、ならない。

と、改めて心に刻みました。

お盆を迎える月には、

ありとあらゆる場所で

出会う

お地蔵様に、

感謝をお伝えしながら、

手を合わせてしまいます。

この日。

１７年の間に

お店を利用して

助けてくださり、旅だたれた

沢山の方へ

お線香を

あげさせていただきます。

名も知らぬ方々では、ありますが

御家族様が、

ひょいと、訪ねてこられて、

お話くださるので

少しは、旅立ちを

和らいでいただけたのかな

と、

手を合わさせて

いただいています。

皆様も

こころ静かに、

生かされていることに

対峙されて、

ください。

8月14日