このまま

森に溺れていたい

と、結界に歩いていく

結界付近に

少年がいた。

座っていた。

近くに小学校が見える

とうに、

始業のチャイムが鳴ったはず。

ここまでこれたんだから

がんばれ。がんばれ。

と、云ってあげた。

私も、後ろ髪をひかれながら、

結界を

あとに………

人生。

ここまで歩いてきたのだから、

励みましょう。

自分で自分の

背を押す朝だった。

、

、