見えない、なにか……
ちょっと留守にして
帰宅したら、クローバーだらけの
小さな庭が生まれていた

(実際には、クローバーぢゃないけれどもね)
昨日、用事をしながら、
保護犬を飼育されている方を
テレビが映していたのを
見るでもなく見ていた。
目が見えない犬を引き取ったら
どうも、目だけではなく
耳も聞こえない犬だと、判った。
一緒に暮らしてくうちに
自身の会社の
事業資金が焦げ継ぎ
「自身の命」で、遣り繰りしようと
考えられた。
実行しようと、
ウイスキーをあおり
部屋から出ようとしたら
目も、耳もの、飼い犬が
ドアの前にいる。
大型犬なので
引っ張り、室内へ移動させ、
ドアに行くと
先回りして、
又、ドアに寝そべる。
三回、それを繰り返すと、
飼い主は、気がついた。
ぼくを
ドアの向こうへ行かせない様に
しているのだ。
と。
動物を飼育しない私でも
色々考えさせられた。
五体満足な
小さくとも夜露もしのげる環境の
自分であるのに
なんの不都合を感じてしまうのだろうか。
目が閉ざされ 耳を塞がれた
犬の話を観て、
ちょっと、考えさせられた。
答えなど、出ないが。
昨日、
80を越える客人が
ポツリと言われたこと。
この年を迎えても
何も恩返しが、出来ていない。
と。
皆、何十年生きてきても、
そんな事を思われてしまうのかな。
肩をさすってあげるしか
思いつかなかった。
実はこのおじいちゃん沢下り中に
川に足を取られ流され
一週間ICUにて
あちらとこちらの間におられた
過去がある。
見えないなにか。
私もテレビの映像を見ていて
ちょっとしたひっかかりが
確信に、至った。
まだ
背負う荷物は、おろしきれて
いない。
雨でも
来てくださるお客様に
頭をさげる。
そんな、日々。
✋
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